Cygwin のインストール

出典: Knatech

Cygwin のインストールについて解説します。

目次

Cygwin のダウンロードとインストール

まず、Cygwin Information and Installation より setup.exe をダウンロードします ("Install Cygwin now!" と示されているリンクをクリック)。

インストーラ (setup.exe) を実行するとダイアログが現れます。

Image:Articles_cygwin_install_01.png バックグラウンドで動いているアプリケーションがないことを確認してから、[次へ] をクリックしてください。
Image:Articles_cygwin_install_02.png インストールの形態を選択します。通常は 1 つ目を選択します。
  • Install from Internet (インターネットからインストール)
  • Download Without Installing (インストールせずにダウンロード)
  • Install from Local Directory (ハードディスクからインストール)
Image:Articles_cygwin_install_03.png <Root Directory> にインストール先を指定します。パスには空白が含まれないほうが望ましいです (「Program Files」は推奨しません)。

<Install For> には、インストール対象として、All Users (全員) または Just Me (自分のみ) を指定します。

<Default Text File Type> には、既定の改行コード Unix (LF) もしくは DOS (CR+LF) を指定します。通常は、Unix (初期状態) を指定してください。

Image:Articles_cygwin_install_04.png 一時的な保存用ディレクトリを指定します。任意の場所を指定してください。インストールでは、まずこのディレクトリにパッケージがダウンロードされ、ここからインストールされます。
Image:Articles_cygwin_install_05.png インターネットへの接続形態を指定します。
  • Direct Connection (直接接続)
  • Use IE5 Settings (Internet Explorer の設定を使用する)
  • Use HTTP/FTP Proxy (HTTP および FTP プロキシを利用する)

プロキシを利用する場合は、<Proxy Host> にホストアドレス、<Port> にポート番号を指定します。

Image:Articles_cygwin_install_06.png 接続するミラーサイトを選択します。通常は一覧の中から選択しますが、<User URL> に接続先 URL を指定することも可能です。

ミラーサイトは、日本のサイトを選択するとよいでしょう。例えば以下のサイトを選択しま す。

Image:Articles_cygwin_install_07.png インストールするパッケージを選択します。

C/C++ コンパイラを使用したい場合は、#<補足> パッケージ選択画面の使い方 を参考にして、以下のパッケージを選択します。

  • Base (基本コマンド)
  • Devel/gcc (C コンパイラ)
  • Devel/gdb (デバッガ)
  • Devel/make (自動ビルドツール)
  • Devel/gettext-devel (国際化ツール)

なお、上記のパッケージを選択する と、Devel/binutils や Devel/gcc-mingw-core なども同時に選択されます。

Image:Articles_cygwin_install_08.png パッケージのダウンロードおよびインストールが始まります。選択したパッケージや通信状態により、5 ~ 10 分かかることがあります。
Image:Articles_cygwin_install_09.png Create icon On Desktop (デスクトップにアイコンを作成する)、および Add icon to Start Menu (スタートメニューにアイコンを追加する) を必要に応じてチェックをします。

[完了] をクリックすると終了します。

環境変数の設定

Cygwin をコマンドプロンプトから使用する場合や、他のアプリケーションとともに使用する場合に、環境変数の設定が必要となります。

設定の内容を以下に示します。

TZ = JST-9
PATH = (Cygwin インストール先)\bin;
       (Cygwin インストール先)\usr\local\bin;
       (Cygwin インストール先)\usr\sbin;
       (既存の文字列)

ホームディレクトリを標準とは異なる場所にする場合は、さらに環境変数 HOME を設定します。

通常、ホームディレクトリは (Cygwin インストール先)/(ユーザ名) になりますが、Windows のユーザディレクトリに合わせたい場合などは、変更することが可能です。

HOME = (Windows のユーザディレクトリ)
CYGWIN = nontsec

"CYGWIN = nontsec" は、Vista 環境において、Cygwin が生成するファイルに、共有属性が付いてしまう問題を避けるために設定します。(HOME が Cygwin ディレクトリツリーの外に存在するときに起こります)

ユーザ情報の反映とホームディレクトリの設定

ユーザ情報の反映とホームディレクトリの設定の行うために、Cygwin の Bash シェルを起動します。

Bash シェルを起動するには、スタートメニューより、[Cygwin] » [Cygwin Bash Shell] を選択します。

初回の起動時には、以下のようなメッセージが表示されます。

Your group is currently "mkpasswd".  This indicates that
the /etc/passwd (and possibly /etc/group) files should be rebuilt.
See the man pages for mkpasswd and mkgroup then, for example, run
mkpasswd -l [-d] > /etc/passwd
mkgroup  -l [-d] > /etc/group
Note that the -d switch is necessary for domain users.

knatech@hoge ~
$

メッセージにしたがって、Windows のユーザ情報を Cygwin に反映させます。

$ mkpasswd -l > /etc/passwd
$ mkgroup -l > /etc/group

ここで、いったんシェルを終了させます。exit コマンドを入力するか、[Ctrl] + [D] を押します。

$ exit

再度シェルを起動すると、ホームディレクトリが作成され、起動スクリプトの準備が行われます。

Copying skeleton files.
These files are for the user to personalise
their cygwin experience.

These will never be overwritten.

`./.bashrc' -> `/home/knatech//.bashrc'
`./.bash_profile' -> `/home/knatech//.bash_profile'
`./.inputrc' -> `/home/knatech//.inputrc'

knatech@hoge ~
$

ホームディレクトリを変更している場合など、すでにホームディレクトリが存在している場合は、起動スクリプトの準備は行われません。そのため、手動で起動スクリプトを準備します。

$ install -D -p -v /etc/skel/.bashrc $HOME
$ install -D -p -v /etc/skel/.bash_profile $HOME
$ install -D -p -v /etc/skel/.inputrc $HOME
$ source /etc/profile

以上で準備は完了です。シェルをもう使用しないのであれば、exit コマンドで終了します。

<補足> パッケージ選択画面の使い方

以下は、パッケージ選択画面についての説明です。

Image:Articles_cygwin_exp_dialog.png

以下は、パッケージの項目についての説明です。

Image:Articles_cygwin_exp_item.png

例として、"Devel/gcc" を選択する方法です。

  • 1. Category (カテゴリ) の欄で、"Devel" を探します。
  • 2. 左の "+" をクリックして、カテゴリを展開します。
  • 3. Package (パッケージ) の欄で、"gcc" を探します。
  • 4. その項目の "Skip" と表示されているところをクリックして、バージョン番号に切り替えます。

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