Brain で CE アプリを使用する

出典: Knatech

Brain で CE アプリを使用する事例です。Brain は PW-AC890 を使用しました。

目次

はじめに

簡易メモパッド (knmemopad)

Brain の辞書システムは Windows CE 6.0 の環境で動作しています。この環境で任意の CE 向けアプリが動作することが、有志の方々によって確認されました。

今回は簡易メモアプリを Brain 上で動作させる方法を紹介します。このアプリは公式のテキストメモとは異なり、辞書システムに依存しない純粋な CE 環境のもとで動作します。

フォントとアプリの準備

Brain の CE 環境は英語版であるため、そのままでは日本語を扱うことができません。

いくつかの携帯端末では OS の一部を日本語用に差し替える手段が採られることがあります。しかし、ここでは OS の構成を変更せずに、フォントリソースを追加したり、独自に入力システムを導入することで日本語環境を作り出します。

まず、フリーの日本語フォントを用意します。「さざなみフォント」が有名ですので、今回はこれを以下からダウンロードします。

efont プロジェクト トップページ - SourceForge.JP

次にメモアプリと、それを動作させるのに必要なツールを以下からダウンロードします。

次にダウンロードしたファイルを展開して、SD カード等に格納していきます。

フォントファイルは、SD カードのルートに「fonts」ディレクトリを作成し、そこに ttf ファイルを配置します。

各アプリのファイルは、「アプリ」ディレクトリの中に展開します。

ディレクトリ構成は以下を参考にしてください。

\fonts\
  +- sazanami-gothic.ttf

\アプリ\
  +- Load fonts\
  |   +- index.din
  |   +- AppMain.exe
  |   +- ...
  +- Input Switch\
  |   +- index.din
  |   +- AppMain.exe
  |   +- JISYO.M
  |   +- ...
  +- KN Memo Pad\
      +- index.din
      +- AppMain.exe
      +- ...

日本語環境の準備

SD カードを本体に挿入して、アプリを動作させていきます。フォントの読み込みと入力システムの起動の方法です。

Image:Articles_brain_knmemopad_01.png はじめに日本語フォントをシステムに読み込ませます。

Brain のキーボードで [ライブラリ] を押して、[カード] > [アプリ] を選択します。

アプリの一覧が表示されますので、ここから [Load fonts] を選択します。

Image:Articles_brain_knmemopad_02.png フォントファイルが格納されている場所をプルダウンから選択します。SD カードの場合は「\Storage Card\fonts」になります。
Image:Articles_brain_knmemopad_07.png [Load] をタップすると、フォントがシステムに読み込まれます。

正常に読み込まれた旨のメッセージを確認して、[Close] をタップしてください。

Image:Articles_brain_knmemopad_03.png 次に、日本語入力アプリを起動します。

アプリの一覧から [Input Switch] を選択します。

設定画面が表示されるので、アプリで使用するフォントを選択します。

[OK] をタップすると、画面の右下に「A」と書かれたアイコンが現れます。

メモパッドの使用

日本語環境が整ったら、簡易メモアプリを使ってみましょう。

Image:Articles_brain_knmemopad_04.png アプリの一覧から [KN Memo Pad] を選択すると、簡易メモパッドが起動します。
Image:Articles_brain_knmemopad_05.png Brain のキーボードで [文字大] キーを押すと日本語を入力するモードになります。

ローマ字を入力すると、画面の下部に入力ウィンドウが現れます。[スペース (‐)] キーを押すと、ひらがなを漢字に変換できます。[決定] キーでテキストに文字を挿入します。

入力方法の詳細については inputswitch を参照してください。

Image:Articles_brain_knmemopad_06.png [切替] キーを押すと、上部のメニューが選択できる状態になります。

[File] メニューから [Save] を選択すると、編集中のファイルを保存できます。

保存先を決定するダイアログが表示されるので、場所を選択して、任意のファイル名を付けます。[OK] をタップして保存します。

ファイルを保管する際には、「\Storage Card」(SD カード) または、「\NAND3」(本体メモリ) のどちらかの場所にします。その他の場所は辞書システムが使用するデータであったり、ソフトリセットによって消去されてしまう領域であったりします。

メモパッドを終了するには、[File] メニューから [Exit] を選択します。また、日本語を入力するための Input Switch を終了するには、[機能] を押しながら [文字大] を押します。設定画面が表示されるので、[Exit] ボタンをタップしてください。

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