日本・中国の音階
出典: Knatech
私たちが普段耳にする音楽は、西洋音階で構成されており、七音音階、すなわち C、D、E、F、G、A、B (C が基底音のとき) が一般的です。
対して、日本、中国・朝鮮の伝統的な音楽は「五音音階」が用いられます。今回は、この音階について見ていくことにします。
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日本の音階
日本の音階は、雅楽の音階と俗楽の音階の 2 つに大別されます。雅楽は、日本の宮廷音楽で、琵琶や笙 (しょう) などの楽器で演奏されます。俗楽は、庶民による民謡やわらべ歌のことを指します。
雅楽の音階
律旋法、呂 (りょ) 旋法の 2 種類があります。律旋法のほうが好まれるようです。呂旋法は四七 (よな) 抜き旋法とも呼ばれ、長音階の第 4 音と第 7 音 (基底音 C のとき、F と B) を除いた音階になっています。
律旋法
呂旋法
俗楽の音階
陽旋法 (陽音階)、陰旋法 (陰音階) の 2 種類があります。陽旋法は田舎節とも呼ばれ、「かごめかごめ」、「そうらん節」などが代表的な曲です。陰旋法は都節 (みやこぶし) とも呼ばれ、「荒城の月」、「さくらさくら」などが挙げられます。
陽旋法
陰旋法
陰旋法の上行・下行 も参考にしてください。
中国・朝鮮の音階
中国の音階
春秋戦国時代 (紀元前 770 - 221) ころ、すでに音階が確立していたようです。五声、六声、七声、十二律などの音階が存在します。五声は民謡などで利用されており、階名として、宮 (きゅう)、商 (しょう)、角 (かく)、徴 (ち)、羽 (う) と名付けられています。
七声は、五声に補助的な音として、変徴 (へんち)、変宮 (へんきゅう) が加わったものです。変はフラットの意味でしょう。
五声
七声
朝鮮の音階
朝鮮の伝統的な音楽は、中国に影響されています。音階は、羽調 (平調)、界面調の 2 つです。朝鮮民謡「アリラン」は羽調を用いているものと思われます。なお、これらは日本の雅楽の音階によく似ています。
羽調
界面調


