陰旋法の上行・下行

出典: Knatech

日本の音階の一つに陰旋法があります。「さくらさくら」や「荒城の月」などがこの音階にしたがっています。

ただこの音階に 2 つのパターンがあることは、意外に知られていません。

Image:Music_theory_insen_scale.jpg

Image:Music_theory_insen_scale2.jpg

上の「ミ・ファ・ラ・シ・ド・ミ」は、上行と下行が同一で、下るときは逆順で「ミ・ド・シ・ラ・ファ・ミ」となります。

下の「ミ・ファ・ラ・シ・レ・ミ」は、 上行のみ用いられ、下るときは 1 つめのパターンのように「ミ・ド・シ・ラ・ファ・ミ」となります。

要するに、上行と下行が同一な音階と、上行と下行で異なるパターンを用いる音階がある、というわけです。前者のほうが一般的という説があります。

なんとなく、旋律的短音階に似ている気がしますが、下のパターンにおける「レ」は導音ではありません。「レ・ミ」の音程が長 2 度になっているからです。

個人用ツール